動画制作を外注したいと考えたときに、クラウドソーシングサービスという選択肢が頭に浮かぶ方もいるでしょう。

しかし、実際にクラウドソーシングサービスを利用したことがないと、動画制作においてどのような種類や工程があるのかイマイチわからないものです。

この記事では、動画制作をクラウドソーシングサービスで依頼するための知識や、依頼相手の選び方などを解説します。クラウドソーシングを活用したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

クラウドソーシングサービス

「そもそもクラウドソーシングってどんなサービス?」という方のために説明しておくと、群衆を意味する「クラウド」と業務委託を表す「ソーシング」を組み合わせた造語です。

クラウドソーシングサービスを通して、専門的な能力を持った個人のクリエイターや制作会社などのクラウドワーカーと業務委託契約を結び、プロジェクトごとに依頼をすることができます。

自社で正規社員や派遣社員を雇うよりコストを大幅に抑えられることから、外注先として人気があります。また、動画制作に限らず、サイトの記事制作やWebデザインなど幅広い業務が行われているのも特徴です。

クラウドソーシングには大きく分けて「プラットフォーム型」と「受託型」の2つの型があります。

プラットフォーム型は、クラウドソーシングサービスで依頼を出し、応募してきたクラウドワーカーの中から完成イメージと合う相手を選べます。依頼前にクラウドワーカーのスキルや実績を確認できるため、キャスティングミスを減らすことが可能です。

受託型は、自社と依頼相手の間にディレクターを設けることによって、依頼にかかる工数を大きく減らすことができます。要望を考慮しながらクラウドワーカーの選別や納期の管理などを行ってもらい、自分は別の業務にリソースを避けるのが大きなメリットです。

クラウドワーカーの選び方

クラウドソーシングサービスを利用して動画制作を依頼する場合、クラウドワーカーの選び方が重要となってきます。

ここからはクラウドワーカー選びで大切な4つのポイント「動画制作のスキル」「過去の制作実績」「動画のクオリティ」「依頼の価格」を解説します。

動画制作を依頼するため、動画の撮影技術や編集ソフトを使えることはもちろん、動画における基礎的なベースや全体のデザインなど多様なスキルを持っていることが必須です。

ほかにも、クライアントである自社のニーズをくみ取り、動画制作に反映できる人物が望ましいでしょう。

動画制作のスキルに関してはクラウドワーカーによって得手不得手があるため、簡単に絞らずに比較検討することが大切です。

クラウドワーカー選びで失敗しないためには、過去の制作実績を見せてもらうようにしましょう。

過去の制作実績を見ることによって、自社のイメージと合致するかを確認できるほか、どれくらいの腕があるのか知ることも可能です。

どうしても依頼したいクラウドワーカーに実績がない場合は、簡単なテスト制作を行ってもらうのも良いでしょう。

クラウドソーシングで動画制作を依頼する最大の目的は、高品質な動画コンテンツの制作です。

そのため、制作する動画のクオリティにはこだわりを持つようにしましょう。クラウドワーカーの過去の制作実績を見たらある程度は動画のクオリティが把握できます。

ここでいう動画のクオリティは、完成度が高いことはもちろん「自社の求める動画になりそうかどうか」も含まれています。どんな動画を作りたいかイメージを明確にした上で実績を確認するようにしましょう。

クラウドソーシングの特徴の1つで、単価が安い点が挙げられます。理由は、多くのクラウドワーカーがいることによって供給過多となり、価格競争が行われているからです。

しかし、いくら依頼する価格が安くても、動画制作のクオリティが低かったら意味がありません。

特に専門的な知識や技術を持ったクラウドワーカーは低単価で依頼を引き受けることがあまりないため、コストばかり気にしているとクオリティの低い動画しか上がってこない可能性があります。

制作物に満足できず別のクラウドワーカーへ依頼することになると、かえってコストがかさむため、選ぶ際はスキルや過去の実績を鑑みながら慎重に行いましょう。

ジャンル別のクラウドソーシングサービス

クラウドソーシングを仲介している会社は、いくつかのジャンルにわかれています。

動画制作を依頼する際は、ジャンルを考えてクラウドソーシングサービスを選ぶことによって効率的な動画制作ができるようになるでしょう。

ここでは各ジャンルで分けられたクラウドソーシングサービスをご紹介します。

YouTube広告や商品・サービス紹介などの動画コンテンツに特化したクラウドソーシングサイト。代表的なものとしては「Viibar」や「CREVO」などが挙げられます。

扱う分野が専門的なだけに、クラウドワーカーとしての登録に過去作品の提出といった審査があるため、信頼性が見込めるでしょう。

プラットフォーム型と受託型のどちらも存在するため、何かと忙しい担当者にとっては動画制作の強い味方です。

総合系のクラウドソーシングサービスは、動画コンテンツに限らずロゴデザインや記事執筆などの幅広い業務を取り扱っています。

「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサービス大手が代表的で、専門性がなくても気軽に始められる敷居の低さから、クラウドワーカーの数も多いです。

ただし、スキルや知識があまりないクラウドワーカーも多数いるため、依頼相手を選ぶ際は注意が必要でしょう。

クラウドソーシングとは少し離れていますが、動画コンテンツに特化した派遣サービスも存在します。

いわゆる受託型のようなサービスで、派遣会社に所属しているクリエイターを派遣してもらうことによって、動画制作のプロジェクトを依頼することができます。

代表的な例としては「クリエイティブビレッジ」や「レバテッククリエイター」などが挙げられます。映像関係者であることが前提のため、初歩的なやり取りがなくなり工数を減らせるのが大きなメリットです。

こちらも人材派遣サービスと同様にクラウドソーシングとは若干の違いがありますが、クリエイターたちが自分で撮影した写真や動画などのコンテンツを販売しているサービスがあります。

「PIXTA」や「iStock」など、素材を探したことがある方ならお馴染みのサービスが代表的です。

ただし、クリエイターとの打ち合わせといった直接的なやり取りができないため、自社の求めるものと完全に合致するコンテンツがあった場合のみ購入する形となるでしょう。

まとめ

動画制作を外部に依頼する際は、専門的なスキルを持つワーカーが多数在籍しているクラウドソーシングサービスを利用すると良いでしょう。

クラウドワーカーには動画制作の知見だけでなく、自社のニーズをくみ取って反映する能力を求める必要があります。過去の実績やコスト面と相談しながら、適した人材を発掘したいところ。

依頼を出したりクラウドワーカーを選んだりといった工数に負担を感じるのであれば、制作会社やディレクターに受託するタイプのクラウドソーシングを活用するのも1つの手です。

自社の目的に合った依頼相手を探したいときは、クラウドソーシングサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

(画像はpixabayより)