動画制作が個人でも簡単に作れる時代になりました。編集アプリや、カメラの進化により、特にスキルがない人でも、それなりのクオリティの動画を作れます。

2020年からは5Gが世界中でスタートしているので、今後さらにモバイルを中心とした動画の閲覧の増加が予想されます。

しかし動画市場の拡大は素晴らしいことですが、プロのクオリティでディレクションができる人材が、とても少ないのが現状です。

この記事では、動画ディレクションの重要性や、費用の相場、やりがいなどをご紹介していきます。

(画像はイメージです)

動画ディレクションとは

動画ディレクションの役割は、大きく二つあります。それは、「演出」と「管理」です。この二つがきちんとできないと、仕事がスムーズに流れません。

動画ディレクションにおける「演出」は、視聴者の印象を左右する大事な役割です。簡単に言えば、注目させたいポイントをズームにするなどです。

「管理」とは、プロジェクト全体をスムーズに進めるための役割です。スタッフたちが効率良く動けるようにするために、スケジュール、打ち合わせなどをマネジメントしていきます。

企画構成に関わる費用とは

動画制作における企画は、動画の土台となる重要な仕事です。企画やシナリオがしっかりしていないと、制作途中で内容がブレたり、メッセージが伝わりづらくなったりしてしまいます。

後から二度手間にならないためにも、動画の骨組みをしっかりとさせておきましょう。

発注者に対する制作物としては、企画書や台本案などがあります。企画構成に関わる費用は、動画の規模にもよりますが、3~20万円程度と言われます。

ディレクションを発注する場合の費用は、稼働時間や人数によって決まります。大規模になるほど、稼働時間や人数も増えるので、総制作費に対するパーセンテージで計算される場合もあります。相場では、10%程度です。

台本作成には、動画のビジュアルイメージや、ナレーション、演出などが含まれます。費用は、尺の長さや、シーンの多さによって決まりますが、5~20万円程度が相場です。台本費用は、企画構成費用にまとめられることもあります。

動画ディレクションに必要なスキルとは

動画ディレクションには、企画の構成から、撮影、指示出し、スケジューリングや、打ち合わせなども含まれるため、非常に幅広い能力が求められます。

1.コミュニケーション能力
ディレクターは、クライアントやスタッフとのやりとりが多いので、コミュニケーション能力が必要です。

確実にクライアントの要望を理解し、それをスタッフたちに伝えなければなりません。プロジェクトを円滑に進めるために、現場指示者として必須の能力です。

2.企画力
良い動画素材や、良いタレントがそろっていたとしても、企画が面白くなければ、良い動画にはなりません。

前述したとおり、企画がしっかりしていないと、その後の制作にブレが生じてしまうので、非常に重要な仕事です。

3.編集力
動画素材が集まったら、それを編集しなければなりません。効果的なBGM、テロップ、ナレーション、効果音など、動画が見やすくなるような編集を加える作業です。

昨今では、アプリの進化などもあり、個人でも動画編集ができる時代です。どのような編集が流行っているのかを調べながら、編集作業をしましょう。

4.情報収集
動画制作においては、トレンドや、最新情報を知ることも大事です。トレンドの変化が速い世界なので、情報収集を常にする必要があります。

例えばYouTubeであれば、トレンドに乗った動画を出すことで、人気の動画の関連動画に乗る可能性があります。うまく乗せると、大量のインプレッションを獲得できます。

そのようなチャンスは稀にありますが、期間限定である場合も多々あります。そのため、常に情報収集している者だけがつかみ取れるとも言えます。

映像(動画)クリエイターのやりがいとは

近年では、動画制作をするハードルが下がっていることもあり、ディレクションから撮影、編集までを一式で対応する「映像クリエイター」として扱われることも増えています。

明確な境界をつけるのは難しくなっています。ここでは、動画クリエイターのやりがいについてご紹介していきます。

1.自分の感性・アイディアを活かせる
動画クリエイターの魅力は、自分の感性や、イメージを映像化できることです。ゼロから作品を生み出し、世の中に発信するという魅力があります。

近い将来、AIが発達し、人々の仕事を奪う可能性があると言われています。

単純作業などが機械に置き換えられることによって、人間の優位性は、クリエイティブな仕事や、感性を必要とする仕事になるかもしれません。未来のことは誰にも分からないですが、十分に可能性はあります。

そのような時代になったとき必要とされるのは、創造性や、ロボットにない感性です。それらを表現できる力は、AIには置き換えることができない、貴重なスキルになるでしょう。

2.映像を通して多くの人にメッセージを伝えられる
人々の生活において、「動画」は近年、とても身近になってきました。隙間時間を使って動画を見たり、作業のBGMとしてYouTubeをかけたりなど、多くの人が動画を見ています。

最も人気なアプリであるYouTubeは、1日あたりの動画視聴時間は10億時間を超えると発表されています。動画制作をするということは、多くの人にアプローチする手段を手に入れることになります。

動画は一種の「レバレッジ(てこ)」とも考えられるでしょう。たった一人の人間がスマホで撮った動画が、100万人の目に届く可能性があるのです。

それだけ、多くの人にメッセージを届けることができるツールは多くありません。映像を通し、沢山の人にメッセージを届けることができるのは、非常にエキサイティングな事でしょう。

3.映像作品として残り続ける
多くの創作する仕事には当てはまるかもしれませんが、作品が残り続けるということも、とても魅力的です。物理的に壊れることも基本的にはないので、半永久的に残り続けます。

ビジネス的な観点では、「ストック性」が強みです。YouTubeのように再生単価に応じた広告モデルもありますし、Netflixのような月額課金モデルなどもあります。

自分が寝ている間でも、動画がどこかで再生され、売り上げに貢献してくれるのです。

動画制作のニーズは今後も高まる

動画ディレクションの重要性や、魅力が伝わりましたでしょうか?

YouTubeを始めとして、芸能人なども日々動画市場に参入していることからも考えられるように、今後、動画市場はさらに拡大すると見られています。

動画ディレクションを学び、映像クリエイターとしてのキャリアを高めていきましょう。


▼外部リンク

YouTubeの世界中での利用状況
https://www.youtube.com/