アパレル業界では、動画を活用したマーケティングが増加しています。動画は、実際に着用したイメージや素材感まで伝わりやすいので、アパレル業界とは非常に親和性があります。 今後は5Gの普及により、動画で情報収集するユーザーが増えると予想されるため、実際に動画の活用で成功している事例を見てみましょう。

アパレル業界で動画を活用する3つのメリット

アパレルで動画を活用するメリットは伝達力・拡散力・コンバージョン力の、大きく3つがあります。 まず1つ目は、写真や文章では伝えきれない情報が伝えられることです。写真のように一面的な見え方ではなく、モデルが実際に動くことで立体的に伝わります。 また、風になびいたときにどのように動く素材感なのかなども、女性は気になるポイントです。静的な画像やテキストだけでは伝わらない魅力を伝えることができます。 2つ目は、SNSとの親和性が高く、拡散力があることです。Instagramを中心としたSNSには動画を投稿することもできます。 タイムライン上でも目を引き、もしユーザーが気になるアイテムを見つけたならば、友人に相談をしたり、共感を求めたりすることがあるでしょう。そのときに、同じ属性のユーザーに拡散されるのです。 3つ目は、コンバージョン力を高めるインタラクティブ動画が使えることです。これは動画内にクリックやタップができるボタンなどを組み込んだ広告です。気になると思ったら、熱が冷めないうちに購入ページなどに遷移させることで、コンバージョンアップが期待できます。 これらの他にも、企業独自の方法で動画を活用している成功事例をご紹介します。

来店数をアップさせる動画活用

ファッションブランド「ELLE」アパレルは、雑誌やブランドとしての認知はあるものの、店舗の認知が低いことが課題でした。 そこで、来店を促すために動画広告を活用したのです。目的は、統一感のある外観や内観の臨場感を体感させることでした。 一般的な構成ではそれを伝えきれないと考えた担当者は、店内に入り、回遊し、試着するまでの動きをワンカットで撮るという動画を作りました。その結果、動画公開後の来店数が伸び、効果を実感しているといいます。 このように、動画広告は、クリエイティブの作り方もアイデア次第で幅広い構成が作れます。商品やサービスに最適な広告を作りましょう。

ブランディングのための動画活用

ブランディングとしての活用は、動画広告の王道の1つです。BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS はイメージ戦略の一環として動画を活用しています。 活字などで性能や素材の説明をするのも大事ですが、より大事なのは、それによってどのようなライフスタイルや、生活が実現するのかということです。 ファッションは、かっこよさや可愛さといった、感覚的なものが非常に重要です。「百聞は一見にしかず」と言われるように、能書きよりも、たった1つのスタイリッシュな動画の方がブランディングの定着につながることも多いのです。

HOW TO動画の活用事例

動画と非常に親和性が高いのがHOW TOものです。メルカリは、フリマアプリのパイオニア的なサービスであり、ファッションも人気カテゴリの1つです。その存在は、多くのリアル店舗の古着店のシェアを奪うほどになっています。 人気の秘密の1つがインターネットを活用したマーケティングにあります。 フリマアプリに慣れていないユーザーにとっては、「使い方が分からない」というのが大きな障壁であり、メルカリのデメリットです。これを解決するのがHOW TO動画です。 アニメーションとナレーションを使って1分ほどの動画にすることで、簡単そうなイメージをユーザーに定着させました。まだまだインターネットで服を購入することには抵抗がある人がいますので、分かりやすいHOW TO動画でユーザーを獲得しましょう。
HOW TO動画をまとめて「ファッションマガジン」として活用しているのがURBAN RESEARCHです。ネイルアート、浴衣の着付け、ヘアアレンジなど、女性の「知りたい」に答えるHOW TO動画をマガジン化しています。 ターゲットのユーザーが好むファッションマガジン形式の動画を作り、ファンを呼び込んでいる事例です。HOW TO動画の魅力は、動画を繰り返し見て学ぶうちに、自分でも試してみたいという「行動」を生み出すことができるのです。 モデルに登場してもらい、コーディネートの組み方をレクチャーする動画があれば、ユーザーは同じファッションを真似したくなるのではないでしょうか。 綺麗でイメージの良い動画を作ることも良いのですが、一番の目的は見た人の「行動」ですよね。行動を促すための方法として、HOW TO動画はとても有効なのです。

イメージアップやCSR活動に

動画広告といえば、モデルやインフルエンサーを活用したものを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。イメージアップはもちろん、その影響力を使い大きなインプレッションを獲得することもできます。 ファッションセンターしまむらは、人気YouTuberのHIKAKINとSEIKINとコラボした動画が、再生回数200万回を超えるヒット動画となりました。インフルエンサーの拡散力を伺うことができます。
ユニクロのファーストリテイリングは、CSR活動の一環でもある「サスティナビリティレポート」を説明する動画を出しています。このような大規模なCSR活動は大企業ならではかもしれませんが、中小企業でも可能です。 例えば、地元でのCSR活動などでも良いでしょう。社会をよりよくするための取り組みは、人に見せるためにしている訳ではなくとも、理念などへの共感という面では、良い発信活動につながります。
世界的な大企業のH&Mでは、衣料回収プログラムを動画で告知しています。不要な衣類の引き換えに、クーポン券をプレゼントするという取り組みです。 リサイクルというエコ活動でもあり、ユーザーにもクーポン券の見返りがあり、さらに自然と店舗に足を運ばせることができるという一石三鳥の取り組みです。

動画広告は幅広い活用方法がある

昨今のアパレル業界での幅広い取り組みをご紹介しました。動画広告は、工夫次第ではそれぞれの強みを活かす様々な手法があります。 自社の強みにマッチするクリエイティブ制作や、プラットフォーム選びをしましょう。 ▼外部リンク BEAUTY & YOUTH UNITEDARROWS https://youtu.be/DoagtiND2CI メルカリ HOW TO動画 https://youtu.be/c_ZLFIDWzgk URBAN RESEARCH MEDIA https://youtu.be/a_jMqkFPgCY しまむら https://youtu.be/pxTcV3B1sDw ファーストリテイリング https://youtu.be/Un8rXLbGolY