土地開発や賃貸業などを通して「住環境」を整え、豊かな暮らしを支える不動産業。さまざまなお客さまのニーズに寄り添い、条件に合った物件を提供するという華やかでやりがいのある仕事ですが、「売り上げが景気や社会情勢に左右される」「人材不足問題」など、業界ならではの課題もあります。

しかしそんな不動産業こそ、実は「動画広告」との相性抜群です。うまく使えばかなりの費用対効果が期待できます。実際に成功している事例をチェックして、共感してもらえる動画広告をつくりましょう。

動画広告を導入すべき「不動産分野」とは

不動産業は大きく分けて「開発・建設」「販売」「賃貸・管理」という3つの分野に分かれますが、今回ご紹介するのは「販売」「賃貸・管理」の分野に関する動画広告です。

取り扱う物件をより多くの人に借りてもらう、または購入してもらうためには「実際に物件へ足を運び、内見してもらう」ことが必要ですが、実はこれこそ不動産業界の長時間労働の原因になっています。

案内する側もされる側も共に多くの時間をとられるうえ、確実に契約につながるわけではないことがネックとなるのですが、「動画広告」を使えばそれらの問題も解決することができるのです。

不動産業が動画広告を活用するメリット

リアルな物件の状態をそのまま伝えられる「動画広告」を使えば、パソコンやスマホを使って“すきま時間”だけで「プレ内見」をすることが可能になります。

ほんの数分で多くの物件を比較できるため、利用者側からすれば気になるポイントやこだわりたい部分も洗い出しやすくなり、実際に内見する時間の短縮が期待できます。担当者側からすれば内見に時間をとられることが減るので、その他の業務にまわす時間を増やせます。

結果的には不動産業者の長時間労働問題・人材不足の解決やお客さまの労力軽減・時短にもつながるため、どちらにもメリットばかりだといえるでしょう。

より満足度を高めるなら、平日や休日の朝・晩それぞれの雰囲気を定点カメラで撮影する手もあります。また、音声や字幕を使った詳しい説明や「360度カメラ」を使った臨場感を取り入れるなどの工夫をおこなえば、現実とのギャップも抑えられて入居後の満足度も高くなる傾向になるでしょう。

まずは動画広告を作成する目的を明確にしよう

不動産業界においてメリットの大きい動画広告ですが、ただ物件を映すだけでは「マーケティング効果」は期待できません。まずは「ブランディング・販売促進・認知拡大」のうち、どの目的のために動画広告をつくるのかを明確にしましょう。

そしてターゲットを明確にし、ターゲットが求めている条件をアピールしましょう。公共交通機関から物件までの距離や、共有スペースの雰囲気なども重要です。

成功事例から学ぶ!不動産業界の動画広告

より多くのターゲットに見てもらうために、InstagramやFacebookなどのSNSも活用をしていきましょう。新しい技術を取り入れた面白い物件や印象的で美しい空間、情報量が多く人に勧めたくなるような動画広告などはシェアされやすく、話題になる可能性も高まります。

「ありのままを映しつつ、未来や楽しさ、ワクワクを感じさせてくれる」。そんな素敵な動画広告を制作しましょう。

不動産における動画広告成功事例1「360度動画でその場にいるような臨場感を」

サイトで物件の写真や説明を確認し、期待して行ってみたものの実物を見るとイメージが全然違った……なんてありがちな話です。とはいえ時間も労力もムダになり、利用者のガッカリが企業への信頼低下につながってしまいます。

そんなイメージと現実のギャップを埋め、ムダな労力まで省いてくれるのが、現在多くの不動産企業が導入を始めている「360度カメラ」を使った動画です。

利用者は自宅にいながら、気になる物件の玄関やキッチン・お風呂場など隅々まで閲覧可能。切り替わりながら進んでいく動画のなか、画面操作で好きな方向を見ることができるため、まるでその場で内見しているような臨場感が味わえると注目を集めています。

動画に合わせて操作しながら楽しめる「体験型動画広告」は、物件を探している人はもちろん、魅力的な「動画コンテンツ」としても楽しめるメリットもあります。「導入が難しいのでは」と思いきや、専用カメラなどを使えば誰でも簡単に撮影可能です。

まだ導入していない企業も多く、今後さらに需要が増えていくことが見込まれる注目パターンです。動画は玄関ドアを開くところから始めるのが、疑似体験による「ワクワク感」を高めるコツです。

不動産における動画広告成功事例2「動画ならでは!短時間で情報量ぎっしり」

企業向けオフィスなどの場合は、立地やエントランスの導線などを含む「使い勝手の良さ」が注目されます。とある企業では、短い動画のなかにいくつも実際のオフィス利用風景を入れ、利用後のイメージをつかみやすくする動画広告を作成しています。

利用者は多くの物件を比較しながら探すことになるので、ひとつの動画により多くの物件・使用事例紹介があれば非常に時短になります。また、他の企業がどのようにオフィスを使っているかを動画で見ることで、今後の経営にも役立てることができます。

部屋物件とは違い、オフィス物件はメリハリをつけてスマートに展開させるのがポイントです。将来の展望をイメージできるような前向きなBGMで、経営者の背中を後押しするような工夫もおこないましょう。

不動産における動画広告成功事例3「ブランディング動画で安心と信頼を」

ストーリー性や起用キャスト、BGMやアングルなどすべてにおいてこだわって制作できる動画広告は、企業のイメージづくりやブランディングにうってつけです。

とある企業の動画広告では、新卒入社の女性にスポットを当てた動画広告を作成。実際に働く様子や企業内の雰囲気、今後の展望などを含め、ドキュメンタリーテイストで進んでいきます。

ターゲットにしたい層を主人公に設定することで、動画を見ているユーザーに疑似体験をしてもらい、共感を得やすい動画をつくることが可能です。動画の目的やアピールしたい部分などをきちんと盛り込むことで、「何が言いたいのか分からなかった」という動画にしないことが重要です。

YouTubeを使って動画配信をすれば、動画に適切な「キーワード」や「タグ」、動画説明文などを設定できます。これによりインターネット検索をした際に上位表示される「SEO対策」効果も上がり、より多くの人に見てもらえる可能性が高まります。

広告を見た後、すぐ行動に移せるよう分かりやすいキーワードやタグを設定するのも有効です。動画閲覧者はどんどん次の動画へ移ってしまうので、環境を整えてチャンスを逃さないようにしましょう。

利用者の声を適度に盛り込む

いくら契約数が多くても、不満やトラブルが多くすぐに退去してしまう物件には安心して入居することができません。実際に入居している方々の「生の声」を公開することで、同じようなライフスタイルをもつお客さまに安心して契約してもらうことができます。

注意すべきことは「決まったセリフを言ってもらう」のではなく「本音を言ってもらう」ことです。小さな子どもと暮らす家はどんな様子なのか、オフィスは実際にどのように使われているのかなど、動画広告だからこそ見える面も忘れず盛り込みましょう。

今後さらに増える不動産動画広告。強みの把握で差をつけて

デジタル機器の進化やコロナによる世の中の流れに伴い、今後は自宅などで仕事をする「テレワーク」が普及し「大きなオフィスは不要」という風潮が進むかもしれませんが、逆に個人が仕事をもつための「小さなオフィス」を求める人が増える可能性もあります。

また、年々「自宅での時間をもっと充実させたい」と考えている人は増加傾向にあります。そのため自分たちのライフスタイルに合わせて、場所や内装にこだわる人も増える可能性もあります。自宅から遠隔で、より多くの物件を内見できる環境の整備はもはや必須の状況です。

今後増えていくであろう多くの「不動産動画広告」に差をつけるには、独自の強みをしっかりとアピールしていくことが大切です。安心して入居できる、管理の行き届いた自社の素敵な物件をぜひ動画広告の力で多くの人に知ってもらいましょう。